最後の曼珠沙華?

 今年もあちこちで曼珠沙華を見かけるようになった。もちろん私の曼珠沙華も咲いている。
 

 
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 私のと書いたが、実は私のものといえる曼珠沙華は一本もない。ここ十数年、いつも秋になるとこの場所に咲くのを、勝手に私の花と決めて眺めているだけだ。

 写真を見ていただければわかるように、この曼珠沙華はフェンスに沿って咲いている。5,6メートルは続いているだろうか。夏の盛りに、ババババと電気草刈機があたりを往復して、どの草もきれいさっぱりなくなるのだが、さすがに曼珠沙華の根っこは強い。秋になると、このようにちゃんと見事な赤い色を見せてくれる。

 だが、この写真、もう一度よく見てほしい。奥の団地がすでに無人なのがわかるだろうか。この曼珠沙華のフェンスは、実は公団を取り囲んでいる。団地はまもなく取り壊され、新しく生まれ変わることになっている。だが何が建つかはまだ未定だ。したがって、曼珠沙華がどうなるかもわからない。一番は公園になることだが、公園予定地はほかに決まっているので、たぶん無理だろう。

 この曼珠沙華のフェンスも、まもなく鋼鉄製のもっと高いものと入れ替わる。今年がもしかしたら見納めになってしまうかもしれない。

 いえいえ、さっきも書いたが曼珠沙華の根っこはしぶとい。2年後、3年後、もっと工事に時間がかかれば4年後、鋼鉄の塀が外れたら、また曼珠沙華と顔を合わせたりして・・・

 そうなってほしいな。

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